「人生一回キリだからやれることはやっておこうかな」と大学生になってから思うようになった。
これ
なにか始めるにはすごく拡大解釈の効くワードで使い勝手が良い。かなりの割合で人を納得させることもできる。魔法の言葉だ。
色々やった気がする。ギャンブルもおおかたやったし(馬と船と自転車はない)、徹夜○○系統もやった。
今度何やろうか……とGWのあまりにも暇すぎる昼下がりに思案したところ、タトゥーという単語が浮かんできた。
少し憧れはあった。友人が手首にやってるのを見て。出来心的な反社会的精神をもって小さなタトゥーを拵えるのもアリかなと。
入れるとしたら小さなしし座にしようと思う。自分自身しし座だし、なんだかライオンさんってカッコイイのだ。でもやはり王道であろう名前を入れるほどの相方もまだいないし、“そっち”系の人ほど本気に入れる勇気もない。
所詮その程度なのだ。
広く浅く、人生経験として……薄い経験を積んでいく。でも私はそれで満足しているので構わないのだ。
そう……薄い人生の中で唯一続く人生経験、タバコを吸いながら少し早すぎる夏の太陽光を浴びた。